2010年09月19日

あっさりごはん

Bonjour !

今日は暑さがぶりかえして、絶好の海遊び日和!

娘と二人で大浜のビーチフェスタに行ってきました。

色んなブースを見て、二人でベンチでジュース飲んで、福引で火星人の人形もらったり、ちょっと海に入ったり、でもほとんど海の時間はまつぼっくり拾いに費やされました。
子供が大きくなってくると、こういう女同士のお出かけもいいなあ。

思い返せば私も小さい頃けっこう母と外出した思い出がある。
すごく思い出に残っているのは、何度か連れてってもらった〈けんみんテレビ〉の上のレストラン。
まだ青葉交番のはす向かいにあった頃です。

母はよくそこで海老フライを頼み、私の方は、メインは覚えてないけれど、いつも四角い小さなクルトンが浮かんだコーンポタージュスープを食べていた気がする。丸いスープのスプーンで。
人のものが美味しそうに見えるという法則に従って、いつも母の海老フライが食べたくなって分けてもらっていた。なんでタルタルソースがちょっとだけしか付いてないんだろう..とか、ごはんをフォークで食べるとなんか違う感じだな、とか子供目線で色々考えていたんだと思います。

一度、靴を脱いでシート席に上ったことがあって、そうしたら、窓の向こうの方にきらきら光る海が見えて、

「海だ!icon12」(良い子は真似しないでね)

って叫んだら、母が真っ赤な顔になって、恥ずかしそうに「早く降りなさい!」って言われました。

怒られたからか、好きなレストランだったからか、その、町の向こうに海が見える景色は今でも記憶に残ってます。

ダイラボウの山頂の風景とか、おせんげんさんとか、動物園も、海岸も、安倍川上流も、イチゴ狩りも、自分の記憶の中にある静岡の景色について考えてみると、これほど自然が豊かで遊びのバラエティーに富んでいるところってそうたくさんは無いなぁ。

豊かな自然、大事にしたい。
大浜にも、また遊びに行きたいです。


さて、昨日はちょっと体調が悪かったシンゴシェフ。消化に悪そうなものは止めといたほうが良さそう、だけどごはんを食べないと元気が出ないというので、昨日の晩ごはんはあっさりメニューにしました。

最近アナナがはまっている海ぶどうとお豆腐のお丼でございます。
炊きたてごはんにくずした絹豆腐→海ぶどう→刻んだあさつき→ちりめんじゃこ→かつおぶし→たーっとお醤油をかけて→細切りの海苔、で完成。1分くらいでできちゃいます。
あと、にらと卵のお味噌汁&お漬物。

これは、かなりおいしい!
あっさりしてても、食感のニュアンスがあって、わりとバランスも良さそうな感じです。

機会があったら是非お試しください。

シンゴシェフもなんとなく復活してきましたよface02



  

Posted byレストランPEPINat 19:34 Comments(2) plat du jour

2010年09月18日

Anana's "curing"Juice Wagon

Bonjour !

急に涼しくなったので、夜の気温に身体がついていけないせいか、私もシンゴシェフも少し調子がおかしい。
私は一昨日の夜にお腹が張って、シンゴシェフは今朝お腹が痛くて、正露丸飲んだり、センブリ煎じたり。

そんなときに登場するのが、《ナースアナナの治療ジュース屋ワゴンです。

2歳の時のクリスマスにサンタさんからレゴブロックをもらって以来、家族みんなでハマって色んなものを作ってきたのですが、最近では自分ひとりでなんでも自由に形作れるようになってきて、私もその感性には脱帽してしまうくらいです。

おととい私が

「うー苦しい。ママお腹痛いからちょっとほっといて。」

と床にゴロンと寝ていたら、しゃきーんと机に向かい、なにやらせっせと作り始める。

はぁい、ママ!(大音量)」
「お腹が良くなるジュースだよ!飲んで、早く飲んで!」

これにはつきあわないといけない。
見ると、レゴで作ったワゴンに色んなジュースが。

「じゃあパイナップルの味にして。」

「はあい」

ワゴンからちゃんと黄色いディスペンサーみたいのを外して渡してくれる。
そこからは彼女の独擅場で、滔々と自分の治療ジュースについて語り始める。

「これは、ぱいなっぷるときんにくからできています。きんにくをのむと、こことこことここにきいて(指差しながら)、ちょーっとずつちょーっとずつからだにききます。きんにくは、からだにとーってもいいです。つまりー、これをのむと、だーんだんげんきになるということ!」

はい、そうですか、よーくわかりました。

「ありがとう、良くなったかも。」

「そう?じゃあつぎはなにのむ?」

「おまかせでいいよ。」

「じゃあ、これがいいじゃなぁい?」

と差し出したのは、レゴの葉っぱパーツと青いパーツが入った入れ物。

「これは、はっぱと、おみずと、きんにくからできています。」

「ありがとう。効きそうだね。」

「そうなの。あとはなにのむ?」

と、こんな会話が延々と続くうちに、なんとなくお腹も良くなってきました。

だけど、〈きんにく〉とか〈つまりー〉、とかいつ覚えたんだろう。
それ以上に、病気の人を一生懸命お世話する気持ちはどうやって身につけたのか。

感心してしまいます。


―そして今朝、パパのお腹の具合が悪いと聞くと、またもやワゴンの登場です。

今日は、水風船をねじった〈お薬〉も登場。机のうえはカオス状態です。face08

「ねえー、なにのむ?」

「あななちゃんがかわりにペパンでおりょうりつくってあげようか?」

「ねぇー、どこがいたいの?」


なかなか優しい子です。


  

Posted byレストランPEPINat 16:38 Comments(4) anana

2010年09月17日

モロッコの香り

Bonjour !

今日はすっきり晴れて涼しい秋の風が気持ちいいですね。

昨日祖母が病院から嬉しそうに帰ってきたと思ったら、

「帰りに売ってたから、買っちゃったface22icon06

と、もらったのが、これ。











イエーイ!!VIVA la (le?) MATSUTAKE !

貴重な初物、しかも大好物をもらったとくれば、用意しかけていた夕食の材料をみんな冷蔵庫に押し込んで、さっそく松茸ごはんの仕度。

その前に、香りを嗅いでみる。(いつもの癖ではありません)
ふうむ、ワイルドな香り。♪FOXY LADY
アナナに嗅がせたら苦い顔をしていたけれど、まあ、待っててごらんなさい。おいしいのができるから。
軽く汚れを拭き取って、少しもち米を混ぜたお米に入れて出汁で炊く。
もう、炊いているときの香りだけでごはんが食べられそう。

グルメアナナは松茸ごはんにしたら美味しさがわかったようです。
何処産なんて関係なく、松茸菌のキノコだったらなんでもおいしく感じてしまう。
前に伊勢丹で買ったカナダ産の見た目黄色くて松茸に見えないようなのも天ぷらにしたらすごーく美味しかった。
けずった部分の松茸菌からどうにかして菌を増やして庭で栽培できないかと考えてしまう。


松茸ごはん、しっかり満喫しました。ごちそうさま。

これからキノコの季節です。
シンゴシェフのトリュフのリゾット、絶品ですよ~icon28
これはペパンに行かないと食べられない。私でも。


さあ、今日は昨日冷蔵庫におしやった材料を取り出して、ごはんの準備。
お安く手に入れた鶏のドラムスティックを使って、モロッコ料理のタジンをつくります。
これは私が師匠パトリスさんのレストランで働いていた時に一番感動したお料理です。
牛肉や羊のジゴとかでもつくりますが、家では簡単にチキンで作る。
アナナがいるからカイエンヌは微量。ジンジャー、ターメリック、シナモン。
プリュノーダジャンでなくてコープの無添加プルーンを加える。
はちみつで味付け。丸子産みかんの花のはちみつ。




う~ん、モロッコの香り。
パトさんのモロッコ本をつくるのにシンゴシェフとモロッコにお手伝いしに行ったときの思い出がよみがえる。
スークの金気を帯びた匂い。なめし皮の匂い。
リヤドの天窓から見えるターコイズブルーの空。
アズィーズさんが奏でるウードの音色。
市場のオレンジジュース。
ジャマエルフナの眠らない夜。
手のヘナ・タトゥー。

涙がでてきます。
  

Posted byレストランPEPINat 12:27 Comments(4) plat du jour

2010年09月16日

アラビアン・ナイトの香り

Bonjour!

今月から、着物の着付け教室に通いはじめました。

母が結婚した頃は、誰でも箪笥を着物でいっぱいにして嫁に行ったものだと聞き、ビックリ!

30~40年でずいぶん着物文化には変化があったものだと思いました。

私も去年娘の七五三のときに着物を着るまで、自分の七五三と成人式にしか着たことがありませんでした。

祖母や母が何かにつけて

「着物着るんだったらいい帯がたくさんあるわよface02

と言ってくれていたので、夏のはじめにとりあえず浴衣の着付け教室にいってみたら、これがけっこう楽しい。浴衣でも、自分で着るとちょうどいい締め具合にできたり、好きな帯の締め方で変化を楽しんだり..

祖母が

「藍染の着物っていうのは身体にもいいのよ」

と教えてくれたり、聞いてみると、色々な着物についての知識、センス、こだわり話が出てくる、出てくる(黄八丈でみかん食べちゃいけない、とか)。
今回私が着付け教室に行くといったら、暑い夏のさなかに箪笥から色々ひっぱりだして素敵な着物や帯、反物、帯締めなど見せてくれました。

今回は母の小紋の丈をのばしてもらって参加することにしました。もともとは戦後反物が手に入りにくい次代に祖母が曾祖母にたのんで買った白い反物を、紅型様の染めに出して祖母が縫ったものです。
帯締めは祖母の妹、つまり母の叔母がつくったもの。
見せてもらった着物には、曾祖母が織った反物からつくられた着物なんていうのもあり、昔の人のたしなみや普通に身についていた手技のレベルの高さにはただただ尊敬してしまいます。

むかし、「つるの恩返し」を読んだとき、機織りをするということ自体に感心していたけれど、実はポイントとしては、部屋にひとりで籠もりきりになって一晩で素晴らしい反物を織り上げることとか、つるが自らの羽を織り込んで機織りをしているというところにミステリアスな面があるんじゃないかと思うようになってきました。機織り機自体はおじいさん、おばあさんの家にあったわけですから...。
昔の人はそういうことが生活の一部だったんだな、と思うと現代の暮らしは本当に忙しい。自分の着るものを布から織り上げるなんて、なかなかできることじゃなさそうです。

新しい着物を買わなくても、母や祖母の着物を少しずつ直したりしていくほうが自分にとっては楽しめそう。ストーリーがあるものを身につける喜びがあります。小物もそれにあわせたものが一通り、二通りいやもっと揃っているし、メンテナンスをきちっとするのも勉強です。
着物の小物や帯を合わせるセンスについては、少しずつ勉強していくしかなさそうですが。


さて、お教室用の一揃いをこれまた祖母から譲り受けた箪笥に仕舞う段になって、防虫剤を入れなければ、と思い買ってきたのが『樟脳』(しょうのう)です。ウィキペディアで検索したら、クスノキなんですね、原料!カンファーだ!!

封をきると、すうっとした爽やかな香り。防虫剤~っていう匂いではなく、ゆかしい森林の香りです。

ほんとの樟脳は、しまっていた着物を着る前に少し干すだけでいいそうですし、この香り自体嫌ではありません。

アラビアン・ナイトのシンドバード(シンドバッド)の回や、そのほかの話にもよく登場する樟脳、大体は教皇(カリーファ)への献上品としてだったり、市場で高値で取り引きされる品として出てくるのですが、
「南京豆ほどの粒の樟脳...」なんて書かれていたりします。それだけ結晶体としての純度の高さが質を決めるものなんでしょうね...。

アラビアの、古の高貴な人々が珍重していた香り。
その時代にシルクロードを渡ってあちらからこちらへ、またはこちらからあちらへ渡ったものが、日本の着物文化に結びついている。

そんなことに感動してしまう今日この頃です。







  

Posted byレストランPEPINat 15:55 Comments(2) arome

2010年09月15日

ハルキスト

Bonjour !





今年の夏は暑くて長かった...
でも、海水浴にも3回も行ったし、色々楽しい思い出もつくれました。

秋、といえば『食欲の』、とともに『芸術の』、そして『読書の』秋ですね。

考えただけでワクワクして、ちょっと長い長編にも挑戦したくなる。

読みかけで寝てしまうことができないたちで、子供が生まれたばかりのときにシンゴシェフが 

●『千一夜物語』マルドリュス版全13巻(岩波文庫)

を買ってきてくれたので、アナナが寝ているときにちょっと読み始めたら、これがもうやめられない。
ただでさえ睡眠が足りない時期なのに、あの香り高いアラビアン・ナイトの世界にいったん足を踏み入れたら、なかなか現実の世界に帰ってこられなくて、あの時は目の下にクマがくっきりできていたと思います。
あれはあれで、慣れない子育ての疲れを取るのに有効だった気もするけれど。


セルバンテスの『ドン・キホーテ』とか、『シェークスピア全集』なんかもこの歳であらためて読むと色々な教訓があって深いなぁ、と思うし、仏教聖典から、アメリカの近代の作家から、遠藤周作、ミシマ、..読み始めて乗ってくると、チェーン・リーディングになります。

うちは、シンゴシェフとともにハルキスト。

彼の作品はエッセイも含め全作読んでいるし、そのうちの6作くらいは10回くらい読んでるかも。
当然そのなかに出てくる本も読むわけで、そうなると、家の本棚がパンパンになってきてしまいます。
でも、やめられない。

村上春樹作品は、食べ物の描写がわざとらしくなく、かつ美味しそうに書かれていて、
『羊をめぐる冒険』羊男が帰ったあとに〈僕〉が頭を整理するために作ったハンバーグとか、
『スプートニクの恋人』ギリシャのレストランで注文する大きな鉢に盛られたギリシャ風サラダにグリルした大ぶりの白身の魚、とか、あとはよく主人公の〈僕〉がありあわせの材料で作る普通のごはん(わかめとねぎの味噌汁とおひたしとか)も、缶詰のスープとか使っててもおいしそうに感じてしまいます。

不思議なことに、読むほどにその物語のその部分が何を意味してるのかとか、新しい感想があります。
ミクシイのコミュ二ティに投稿されているような的を得た評論はできませんが、そういう思いを共感できるのも、楽しい。

最近、読書会とかそんな感じのテレビ番組とか、ほんとに色々ありますが、うちも二人で同じ本を読んでいてひっかかる部分がけっこう似ていてそういう話で盛り上がるので、こういうのが流行るのもわかるなーと。


次の作品が、待たれます。

『ノルウェイの森』、シンゴシェフは絶対映画は嫌だって。私は行きたいのになー...

とりあえず、「ぷるーすと」でも手に取ってみましょうか。







  

Posted byレストランPEPINat 12:57 Comments(2) about myself

2010年09月14日

パン オ ルヴァン

Bonsoir !

朝夕涼しくなってきました。

窓から入ってくる秋風の中にも、夏の香りとは違った、お茶のような甘い香りを感じます。


いよいよ、秋本番。

ペパンでは、色々なおいしいものと美味しいワインをずらっと揃えて皆様のお越しをお待ちしております。

赤ワインが美味しい季節となれば、フロマージュも、美味しい季節。
不思議なもので、フロマージュの香りは、真夏だと《匂い》に感じてしまうときもあるけれど、涼しい秋空の下では、

「まあ、なんて良い香りでしょう」

と思えてしまいます。

フロマージュには、個人的には絶対おいしい酵母パンpain au levainをあわせたい。薄く切ってかりっと焼いて、フロマージュをのせて食べたい。

ペパンでは、お食事のときにはシェフ特製フォカッチャなどをお出ししていますが、フロマージュをご注文いただくと、自家製pain au levainをかりっと焼いて添えてお出ししています。

このパン オ ルヴァンのルヴァンというのは天然酵母のことで、これも6年程前にオーガニックレーズンからおこしたペパン製です。
冷蔵保存で、使うときに量を増やして、また一部取っておくという方法で夏も冬も冷蔵庫の故障に伴う引越しにもよく耐え、ずっと元気にパンを生み出してくれます。
パンというものは、やはり生きものなので、それなりに要所要所で面倒をみてあげないと、いじけてぎゅっとしたパンになったりしてしまいます。
小さな男の子みたいです。

私の心の師匠、パトリス ジュリアン氏は、私がパンの生地を触っているときにはいつも、
「赤ちゃんの面倒をみるようにね。」
と教えてくださいました。
そのときはまだ子供もいなかったし、少しデリケートに扱いすぎていたところもあったと思います。
それで失敗したこともたくさんありました。

子供ができてみると、命があるものはもっとタフだし、のびのびさせなければいけないときもあるし、考えもしないときにおなかがすいてみたり、疲れちゃっているときもある。

奥が深いのです。

最近は、シンゴ《パパ》シェフが父親目線で管理していますので、ルヴァン坊やとちゃんとコミュニケーションがとれていれば、おいしいパンがどんどん生まれ出るはず。

是非、お試しください。


  

Posted byレストランPEPINat 18:49 Comments(0) pepinについて

2010年09月13日

パイナップル画伯

bonjour !

以前、BSでやっていた、フラワーアーティストの仮屋崎(カリは古い字ですね)氏がモネの庭を訪れる番組をアナナと一緒に見てからというもの、彼女はお絵かきをするたびに

「モネは黒を使わない。」

「わたしはモネ。」

と、影響受けまくりの様子。

えんぴつでも、ボールペンでも、色鉛筆、クレヨン、絵の具でもなんでも使ってカリカリ、ぺたぺた絵を描きます。

水彩絵の具のときは床中に新聞紙を敷き詰めて、プリンのうつわにお水を入れて描きます。

(なぜか水彩画なのにゴッホのタッチの油彩画のように紙に絵の具が固まってボコボコした絵になりますが...)



昨日お店でパパの仕事が一段落するのを待っていたときも、

「絵を描く。」

とパパに紙とボールペンを所望し、なにやらパパの立ち姿を凝視しながらコリコリ描きだす。

「むしface02?」
「違う!face10(怒)」




できあがったのは、しましまシャツを着たパパ。


「うまいねぇ~face22、お店に貼っとこう。」

と、パパ。(←親バカ)

それで調子に乗って、

「今度はママ!」

と、コリコリ。









ちょっとコーンヘッズみたいなびっくり顔のママだけど、上手いじゃん。












その後、そのとなりにねずみ男みたいなパパとキジムナーみたいなアナナを描き足して..

できあがったら、うーん、芸術的...。

構図はマティスの《ダンス》と似てる。






「パパとアナナの口の横のは、しわ?」

と聞いたら、

「ちがうよぉ~(笑)」


と一蹴されたけど、これは私の芸術への理解度が足りないせいだろうか。

...うちの冷蔵庫に貼って眺めて考えてみます。  

Posted byレストランPEPINat 11:20 Comments(2) anana

2010年09月12日

やっぱり..

Bonsoir!

今日はランチにmixiつながりのお客様がいらっしゃいました。Merci beaucoup !

Twitterやfacebookで色々やっていても、こういうふうに目を見て声を聞くお付き合いはやっぱり血が通っている感じがします。もともとアナログですから。


さて、今日はさっそくSISTER GOLDEN HAIRの飯田さんにうちのショップカードを持って行き、ご協力をお願いしてきました。Merci beaucoup !

お店にも2箇所に置いてみました。モロッコテーブルの上と「男爵」(=うちの招き猫)の手のうえ。


・・・・・・。

・・・・。

・・・。


・・・やっぱりしなってる。icon15  

Posted byレストランPEPINat 20:00 Comments(0) pepinについて

2010年09月11日

ショップカード

Bonjour!

いつも行っている美容院のオーナーさんに、

「ショップカードとかあったら置いてあげるから持ってきなよ。」

と言われて、うちのお店のショップカードを作ることにしました。

今までも裏にお店の営業時間や電話番号、地図が載っているシンゴシェフの名刺は置いてあったのですが、自分でもよそでたくさんカードが並べてあったら名刺は取りにくいんじゃないかと思ったので、さっそく業者さんに連絡して来てもらう運びになりました。

最初はシンゴシェフと業者さんが話をして、私が書いたイラストとかの位置を決め、内容を決め、色を決め、地図にいれる建物名を決め、私も時間を合わせてお店に行って細かい部分を決め、計5、6回変更があるたびに確認サイン..けっこう可愛い感じにデザインが出来上がりました。

さて、紙を選ぶ段階になって...

「サンプルの紙は申し訳ありませんがお渡しできません」

と言われて、お店にある今までに頂いた名刺などでイメージを伝えたりして、注文してからシート状の紙をもらったのですが..シート状だと、イマイチ雰囲気がつかめない。

色合わせをして、やっと昨日届いたら...

薄いface24

けっこう、というか、かなり薄い紙でした。
デザインが可愛くできただけにちょっとショックでした。

うーん......。


見方を変えれば、エコともいえる。icon57

(でもお客様がお財布のカードを挿すところに入れるとき、まちがいなく曲がってしまうだろう。)

400枚だけにしておいたのがせめてもの救い..


次はもう少し厚い紙でつくります。


是非、初回限定ペラペラ「エコ」ショップカードを可愛がってくださいませ。

間違っても、シンゴシェフの顔のところで折り曲げて遊んだりしないでください。


  

Posted byレストランPEPINat 16:24 Comments(2) pepinについて

2010年09月10日

絵本の時間

Bonjour!

自分が小さい頃に読んだ絵本って、細部まで心に焼きついている気がします。

自分の子供に何か絵本を買ってあげるとき、アラビアンナイトだったらやっぱりあの絵を見せてあげたいな、とか日本の昔話だったら和風のタッチで描かれたものがいいな、桃太郎の桃が流れてくるときの音は「どんぶらこ~どんぶらこ~」か「どんぶらこっこ~すっこっこ~」のどちらかがいいなぁ(意外とそれ以外の擬音のものも多い)とか、『ねないこだれだ』は怖いもの見たさで好きだろうな、とか、かなり自分が持っていた本の記憶が選択基準になっています。

●世界の童話 アラビアンナイトのお話 (小学館)

●ねないこだれだ せなけいこ (福音館書店)とそのシリーズ

●ゆびくん 五味太郎 (岩崎書店)

●はらぺこあおむし エリックカール (偕成社)

●ママお話きかせて 春 夏 秋 冬 (小学館)

●ABCどうぶつえん 太田大八 (福音館)

●いやいやえん 中川李枝子 (福音館)

などなど。

これらの絵本はベストセラーで今も何刷目かで売っていたものもあるし、状態のいい古本で購入したのもありますが、どうしても子供にこの絵で見せたいなと思ったものです。

あと昔たくさん売っていた小学館のピクシー絵本は自分でとっておいたものを見せています。

考えてみると小さい頃うちにはけっこういい本がたくさんあったなあと思うのですが、中学にあがる時親戚の子にみんなあげてしまったのです。
それはそれで本のリレーとして良いことだと思います。(でも正直とっとけば良かったな、と思うことも。)

あと欲しいのはいわさきちひろの人魚姫と、ことりのくるひ。『るなちゃんとたまごやき』とかも良かったなー。このあたりは今も手にはいるはず。

キリスト教の幼稚園だったので、毎月ペーパーバックのチャイルドブック(?)がきていて、それらは今考えるとものすごく有名な画家が絵を書いていたものばかり。

今でも記憶にあるのが、けちんぼうで孤独な魔法使いのおばあさんがある日うっかり居眠りをして、つえで机をこつんこつんやるたびにドーナツとかシュークリームが出て山のうえから転がりおちて、動物たちがお礼を言いにきておばあさんが自分の吝嗇をあらためるというお話。
この本の絵は、すごく良かった。自分のなかで、シュークリームの味を勝手に想像していたから、はじめてシュークリームを食べたとき、「これは違う!」と思ってしまったほどだ。

もうひとつは、たぶん柿本幸造の絵だと思うけれど、ぶたのお母さんが子供たちを連れてデパートに行くお話。静岡のデパートの屋上にはあまり遊具がなかったからそういうのに憧れたり、〈おこさまらんち〉に憧れたり、帰りにたわしを買ってくる、ということさえ羨ましく思えてしまうような絵本でした。

この2つのペーパーバックは、たぶん中古本サイトでもあまりみかけないから、手に入らないのだと思うけれど、いつかまた出会うことがあったら娘に見せたいなーと思います。

もしご存知の方がいらっしゃるようでしたら、是非是非ご連絡ください。

子供の感性を豊かにする絵本、実は大人が見てもウルウルしてしまうものが多いです。




  

Posted byレストランPEPINat 17:19 Comments(0) anana