2011年04月04日

Demeter

Bonjour!

毎晩、子供が寝る前に3つくらいお話を読みます。

「365日のベッドタイム・ストーリー」(クリスティーヌ・アリソン編)、これは、アナナが生まれたときに買って、自分でまず全部読んでみたのですが、大人が読んでもけっこう楽しい。

今はランダムにその日彼女が題名でピンときたものとか、「ロバと犬がでてくるやつ~!」とか言うのを苦労して探して読んであげたりしています。

その日のモードで怖い物みたさみたいなのがあったりして「ちょっと怖いお話を読んで」っていうときもあれば、題名だけずっと読み上げても全然決まらないときもあります。
そういうときは、私が読みたいやつを読んだり。

とてもいい時間です。




常々思う事なのですが、何かが気になっているとその答えが自ずとやってくることがある。

そのうちのひとつがこの本のなかにありました。



オーガニックワイン、中でもルドルフ・シュタイナー博士が提唱した生力学的自然農法(ビオディナミ)実践をしている団体が認証しているワインに、団体名のDemeterというシールやシンボルマークがついています。

Demeter。
デメテール、デメテル、デメター。
これは、結婚と豊穣の女神の名です。

ギリシャ神話に出てくる女神、と聞いてどんな話なんだろうとワインのラベルを見るたびに思っていました。


そうしたら、この本の中にそのお話がとってもすっきりとした内容で書かれていました。

農業の女神デメテルが木や花や果実に話しかけたり、息を吹きかけたり、やさしく触れたりするとどんな植物も勢い良く育ち、大地が緑にあふれ、花々や果実が香り立ち、世の中が美しいものでいっぱいになる。
しかしある日、彼女が最も愛する娘のペルセポネが地底に住むハデスという神にさらわれ、悲しみにくれたデメテルは花一本にも触れようとしなくなり、地上では作物が育たなくなり、人々はばたばたと倒れてしまう。
神々の王ゼウスがハデスにペルセポネを地上に帰すよう諭すが、そんな時ペルセポネはそれが地底に永久にとどまる事になるとは知らずハデスから受け取ったザクロを口にしてしまう。
全世界が壊れてしまうことを案じたゼウスはハデスを説得し、年の半分は地底で暮らし、もう半分は母デメテルのもとで暮らしても良いという取り決めをする。
それ以来、秋と冬にはペルセポネが地底に下りるために植物の葉も花も落ち、春と夏になれば地上に花や果実があふれる...

さらに要約するとそんな話です。

お母さんなんですね。デメテル。




近所の土手では桜はまだちらほらとしか開いていませんが、スミレやクローバー、道端では菜の花も勢い良く花開いています。

今日のあたたかい風がさらに色んな花々を揺り起こしそうです。




この春も、ペルセポネが地上のデメテルの元に戻って、すべての空の下でイノセントな花々が開きますように...

  

Posted byレストランPEPINat 17:26 Comments(0) pepinについて