2010年12月15日
アドナイのチーズ
Bonjour !
北海道紋別郡興部町で作られたチーズが届きました。
チーズ工房 アドナイのチーズです。
ここのフロマージュは何回か取り寄せしているのですが、フランスの市場で売っているものにけっこう近い感じです。
今回は、マンステールに近いウォッシュタイプのフロマージュ・ド・エール(つばさのチーズ)と、セミハードタイプのトム・ド・アドナイ、あとカチョカヴァロです。
このトムはすごく美味しい。
ボルドーのビオマルシェですすめられたように、ブラックチェリーのコンフィチュールと合わせて食べると美味しいだろうなーと思います。
軽めの味わいなので、ベルジュラックとかの赤ワインと一緒にゆっくり食べたい。
...で、その後にはガトーバスクも食べて、と考えたらきりが無い!
メインのお料理の後に、是非フロマージュもお楽しみください
!!
北海道紋別郡興部町で作られたチーズが届きました。
チーズ工房 アドナイのチーズです。
ここのフロマージュは何回か取り寄せしているのですが、フランスの市場で売っているものにけっこう近い感じです。
今回は、マンステールに近いウォッシュタイプのフロマージュ・ド・エール(つばさのチーズ)と、セミハードタイプのトム・ド・アドナイ、あとカチョカヴァロです。
このトムはすごく美味しい。
ボルドーのビオマルシェですすめられたように、ブラックチェリーのコンフィチュールと合わせて食べると美味しいだろうなーと思います。
軽めの味わいなので、ベルジュラックとかの赤ワインと一緒にゆっくり食べたい。
...で、その後にはガトーバスクも食べて、と考えたらきりが無い!
メインのお料理の後に、是非フロマージュもお楽しみください

2010年11月19日
これでいいのだ
Bonjour !
ボルドーでビオワインを作っているシャトーがシャンブルドットもやっている、ということで、予約して泊まりにいったことがあります。
泊まりに行ったら...?ワインを作っている気配無し。
奥さんに聞いたら、
「ああ、元の旦那がやってたのよ。」
だって。複雑な事情らしくて詳しくは突っ込まないことにしたけれど、どうも離婚するまではそこでやってたんだけど別れたから奥さんはそこでシャンブルドットをやっている...みたいな話でした。
でも、そこの奥さんはけっこうサバサバしていてまあまあフレンドリーで、私たちがワインを作っているシャトーを見たがっていると知って、いくつかのシャトーの方と連絡を取ってくれたりしました。
そのうちのひとつが、アルノー・ド・ジャクモー氏のところでした。
けっこうお年の(失礼)おじいちゃんだったけれど、70過ぎてから英語を勉強したそうで、見学者にフランス語と英語でワイン作りの説明をしてくれました。
たまに、「ドゥーミルワン(2001)」とか言うのも可愛かった。
他人の畑の葡萄も品種別に味見させてくれたりしました(ナイショ)。
そのおじいちゃんはとても丁寧にワインを飲む際のお作法を教えてくれたけれど、それは実に目からウロコで、
「ワインの栓を抜くときはだね、こうやって、ポンッ!と音を立てて栓を抜くことで、自分の耳と目、そしてワインに『これから飲むんだよ』ってことを教えるのさ。」
と、栓を引っこ抜いてました
。
そして、ジャクモー氏が自分のワインを飲む姿は実に様になっていました。
さらに、そこのワインはビオでは無かったけれど、試飲したときも、日本に持ち帰って1年以上たってから飲んだときも、忘れられない印象を残すワインでした。日本でも買えるといいなー。
彼のスタイルも、絶対ありだと思います。
パリで行ったバスク料理のレストラン、ル・トロケでは、元気な若いお姉ちゃん達のサービスが良かった。
髪がピンクのお姉さんはノースリーブの白いシャツからたくましい腕が!ワインボトルを片手で掴んで宙に浮かせたまま、もう片方の手で、クルクルクル、ポンッ!と抜栓。
ベルジュラックの赤は、すごく料理にあっていて、周りのお客さんたちもとてもいい時間を過ごしていました。
ああいうスタイルも、すごく好きです。
うちのレストランでも、美味しいワインを、あんな空気で飲んでいただけたら...といつも思っています。
(ノースリーブの白いシャツは着ないけどー。)
フランス高級料理が文化遺産として登録されるという記事にも出ていたけれど、フランス人は嬉しいことがあるとみんなで美味しい料理を食べる(...だったかな?)と。日本人だって、ハレの日にも、そうでない普通の日にも、美味しいごはんを食べるのは楽しいですよね。
気軽に美味しいワイン、飲みに来てください!

ボルドーでビオワインを作っているシャトーがシャンブルドットもやっている、ということで、予約して泊まりにいったことがあります。
泊まりに行ったら...?ワインを作っている気配無し。
奥さんに聞いたら、
「ああ、元の旦那がやってたのよ。」
だって。複雑な事情らしくて詳しくは突っ込まないことにしたけれど、どうも離婚するまではそこでやってたんだけど別れたから奥さんはそこでシャンブルドットをやっている...みたいな話でした。
でも、そこの奥さんはけっこうサバサバしていてまあまあフレンドリーで、私たちがワインを作っているシャトーを見たがっていると知って、いくつかのシャトーの方と連絡を取ってくれたりしました。
そのうちのひとつが、アルノー・ド・ジャクモー氏のところでした。
けっこうお年の(失礼)おじいちゃんだったけれど、70過ぎてから英語を勉強したそうで、見学者にフランス語と英語でワイン作りの説明をしてくれました。
たまに、「ドゥーミルワン(2001)」とか言うのも可愛かった。
他人の畑の葡萄も品種別に味見させてくれたりしました(ナイショ)。
そのおじいちゃんはとても丁寧にワインを飲む際のお作法を教えてくれたけれど、それは実に目からウロコで、
「ワインの栓を抜くときはだね、こうやって、ポンッ!と音を立てて栓を抜くことで、自分の耳と目、そしてワインに『これから飲むんだよ』ってことを教えるのさ。」
と、栓を引っこ抜いてました

そして、ジャクモー氏が自分のワインを飲む姿は実に様になっていました。
さらに、そこのワインはビオでは無かったけれど、試飲したときも、日本に持ち帰って1年以上たってから飲んだときも、忘れられない印象を残すワインでした。日本でも買えるといいなー。
彼のスタイルも、絶対ありだと思います。
パリで行ったバスク料理のレストラン、ル・トロケでは、元気な若いお姉ちゃん達のサービスが良かった。
髪がピンクのお姉さんはノースリーブの白いシャツからたくましい腕が!ワインボトルを片手で掴んで宙に浮かせたまま、もう片方の手で、クルクルクル、ポンッ!と抜栓。
ベルジュラックの赤は、すごく料理にあっていて、周りのお客さんたちもとてもいい時間を過ごしていました。
ああいうスタイルも、すごく好きです。
うちのレストランでも、美味しいワインを、あんな空気で飲んでいただけたら...といつも思っています。
(ノースリーブの白いシャツは着ないけどー。)
フランス高級料理が文化遺産として登録されるという記事にも出ていたけれど、フランス人は嬉しいことがあるとみんなで美味しい料理を食べる(...だったかな?)と。日本人だって、ハレの日にも、そうでない普通の日にも、美味しいごはんを食べるのは楽しいですよね。
気軽に美味しいワイン、飲みに来てください!

2010年10月29日
季節の和菓子
Bonjour !
昔から和菓子が大好きです。
おじいちゃんやおばあちゃんの影響かな...。
毎週末泊まりに行くと、夜の内緒のおやつで甘酒とか、くず湯とか、干し芋とか、松露(うちのおじいちゃんはうさぎの
って言ってた)などを一緒に食べてすごく楽しかった思い出があります。
母と姉が二人で出かけてしまって寂しくて泣いていたら、おじいちゃんが缶詰のあんこと小麦粉を溶いたので金つばを焼いてくれて、それもすごく美味しかった。
和菓子の味わいって、外国のお菓子の組成から比べると、数種の少ない要素から出来ていてとてもシンプルだけれど、その分素材の良さとか見た目の風情とかがあって素敵だなーと思います。
私が大阪の製菓学校に行っていたとき、京都の美味しい和菓子屋さんによく通っていて、月ごとのお茶会に出たりしました。
うちの姉もアルバイトしていたことがある、鶴屋吉信の本店ビルの上で職人さんが作ってくれるきんとんは、いつもとても美しかった。仙太郎とか、末富のお菓子も美味しい。
和菓子の道もいいなあ、と思ったけれど、和菓子職人の仕事はそれこそ重労働で、熱いあんこを鍋で炊く作業もけっこう大変だし、なかなかそういう有名なお店に入るのも大変だということで、やっぱりフランス菓子かな、と思いました。
でも、趣味として個人的に和菓子を作ったりはします。
ちょっと前は、よくあずきや白手亡豆からあんこを作って、練りきりや栗饅頭、葛桜や上用饅頭でもなんでも作りました。
お饅頭の焼きごても5本くらい持ってます。
自分で炊いたあんこを使って、あんぱんとかあんまんを作るとすごく美味しい。
アナナがお腹に出来る前に亡くなったおじいちゃんも、物が食べられなくなる前には、
「まきのあんぱんが一番美味しいよ。食べたいねぇ..」
と言ってくれていました。もっと作ってあげれば良かった。
おととい買い物に出たとき、久しぶりに母と鶴屋吉信の上生菓子を買ってきて、うちでいただきました。
ちょっと濃い目のやぶきた茶と。

私がいただいたのは『綾錦』というきんとん。見た目も美しい。おいしい。
お茶がおいしい県に住んでいるっていうのは幸せですね
...そういえば、まだお茶まつりってやってるのかな?
色んな国のお茶、飲みに行ってみたいなー。
自分でも、久しぶりに和菓子、作ってみようかな。
アナナも喜んでお饅頭包みとかしそう♪
アンパンマンのあんぱん、とかも喜ぶかも知れない
。

昔から和菓子が大好きです。
おじいちゃんやおばあちゃんの影響かな...。
毎週末泊まりに行くと、夜の内緒のおやつで甘酒とか、くず湯とか、干し芋とか、松露(うちのおじいちゃんはうさぎの


母と姉が二人で出かけてしまって寂しくて泣いていたら、おじいちゃんが缶詰のあんこと小麦粉を溶いたので金つばを焼いてくれて、それもすごく美味しかった。
和菓子の味わいって、外国のお菓子の組成から比べると、数種の少ない要素から出来ていてとてもシンプルだけれど、その分素材の良さとか見た目の風情とかがあって素敵だなーと思います。
私が大阪の製菓学校に行っていたとき、京都の美味しい和菓子屋さんによく通っていて、月ごとのお茶会に出たりしました。
うちの姉もアルバイトしていたことがある、鶴屋吉信の本店ビルの上で職人さんが作ってくれるきんとんは、いつもとても美しかった。仙太郎とか、末富のお菓子も美味しい。
和菓子の道もいいなあ、と思ったけれど、和菓子職人の仕事はそれこそ重労働で、熱いあんこを鍋で炊く作業もけっこう大変だし、なかなかそういう有名なお店に入るのも大変だということで、やっぱりフランス菓子かな、と思いました。
でも、趣味として個人的に和菓子を作ったりはします。
ちょっと前は、よくあずきや白手亡豆からあんこを作って、練りきりや栗饅頭、葛桜や上用饅頭でもなんでも作りました。
お饅頭の焼きごても5本くらい持ってます。
自分で炊いたあんこを使って、あんぱんとかあんまんを作るとすごく美味しい。
アナナがお腹に出来る前に亡くなったおじいちゃんも、物が食べられなくなる前には、
「まきのあんぱんが一番美味しいよ。食べたいねぇ..」
と言ってくれていました。もっと作ってあげれば良かった。
おととい買い物に出たとき、久しぶりに母と鶴屋吉信の上生菓子を買ってきて、うちでいただきました。
ちょっと濃い目のやぶきた茶と。
私がいただいたのは『綾錦』というきんとん。見た目も美しい。おいしい。
お茶がおいしい県に住んでいるっていうのは幸せですね

...そういえば、まだお茶まつりってやってるのかな?
色んな国のお茶、飲みに行ってみたいなー。
自分でも、久しぶりに和菓子、作ってみようかな。
アナナも喜んでお饅頭包みとかしそう♪
アンパンマンのあんぱん、とかも喜ぶかも知れない

