2010年11月11日

貝屋さんの歌声

Bonjour !

外から研ぎ屋さんのトラックの宣伝声が聞こえてきます。

ここ3年ぐらい、たまにお店の前でも見かけます。
隣のイタリアンのシェフが前に頼んでいた。

ちょっと前は、歩いてまわるお豆腐屋さんのお豆腐がちょっと流行ってたなぁ。
最近は見かけないけれど。

考えてみれば、昔は色んな移動販売とか、ちり紙交換のトラックの音がした。

物干し竿のトラックを一度見かけたことがあって、横から見たら、ハンガーとかじゃらじゃら吊るさっていてなんだか楽しそうだな、と思った記憶があります。

声は聞くのに、一度も見たことがなかったのが貝屋さんのトラック。
それがトラックだということさえも知りませんでした。

風邪で学校を休んで家にいたりすると、どこからか単調なリズムで

「あさりにしじみと牡蠣にぃ~はまぐりと~、帆立にしらすと貝柱はど~ですかっ」 (順番は定かではない)

と、聞こえてくる。

何を言ってるのか知らなかった時は、聞くだけですごーく不安になるような感じがして、でも、一度よーく耳を済ませて聞いてみたら、貝屋さんだということが判明しました。
しかも、日によって微妙に品物が違うような。

どうにかして一度見てやろう、と思ったのですが、音のするほうへ走って行っても一度も遭遇できずじまいでした。

あちこち住む場所も変わって、またこっちに戻ってきて、でもそんなことはすっかり忘れていたある日、自転車で通勤途中に、目の前にそのトラックがいましたface08

後ろからそーっとトラックを追い越して振り返ってみると、キャップをかぶったおじいさんが、マイクを片手に、なんと生声で歌っていたface08

だからといって、貝を購入する気にはならなかったけれど、そのトラックに遭遇できたのは、ちょっと感動でした。
おじさんも、ああやって、ちょっと哀愁漂う節で歌い続けるのは、きっと健康の秘訣だったに違いない。


最近も元気でやっているんだろうか...気になります。


そういえば、小学生のときにポーッといいながらまわっていた焼き芋屋さんにも、よく買いに行ったなぁ。
あの時は200円くらいで太い焼き芋をおじさんがくれたので、そういうもんだと思っていたけれど、おばあちゃんが買ったら小さかったんだって。チビッコはサービスだったんでしょうね。

今焼き芋買うと、その名残でけっこう高いなー、と思っちゃう。

わりと自分で美味しい紅あずまとか買って、圧力鍋でふかして食べたりするのも好きですけど。

そういえば、ペパンのおせちの栗きんとんには、オーガニックの紅あずまと、郷島産の栗がたーっぷり入って、栗の渋皮煮がのっていますface02

栗きんとん、大好きだから絶対おいしく作ろう、といつも気合入れて作ってます。
  

Posted byレストランPEPINat 15:18 Comments(0) nostalgia