2010年09月25日

figues d'automne

Bonjour !

無花果。

小さい頃から夏~今ぐらいの季節になるとよく食卓に出てきたのですが、なんとなく果物のカテゴリーから外れているような感じがしたり、皮が剥きづらいとか、中のぐじゃぐじゃは全部食べられるのかとか、ちょっと薬みたいな香りだな、とか疑問を抱きつつ食べていた気がします。
それでもおいしいとは思っていたけれど。
味の構成がちょっと複雑でニュアンスがありますよね。

今では、最も大好きなフルーツのうちのひとつです。

まず、フレッシュで。ちょっと冷やして、お水で洗って、皮ごとがぶっと食べる。

生ハムのせて。これは個人的には生ハムメロンより好きです。胡椒もちょっと挽いて。

フレッシュ無花果のタルト。さくっと空焼きした生地にピスタチオかアーモンドのクリームを詰めて、その上に切った無花果、香り付けにフレッシュローズマリー少々。オリーブオイルで香りをつけても美味しい。南仏の香りです。

いちじくのコンフィチュール(ジャム)。さらっと仕上げて、フロマージュ・ブランにかけても。ぐっと煮詰めて、クランブルにしても、パイにしてもいいですね。

料理のソースに。赤ワインのソースに加えると、バニュルスのような香り。豚肉、鴨、兎、ほろほろ鳥などの肉料理に合わせて。

アラブ料理でも活躍。エキゾチックな香りを醸します。

ドライフィグ。種のカリプチ感が最も楽しめるのはドライですね。
そのままヘルシーおやつにもなるし、フロマージュに添えてもいいし、パウンドケーキには絶対入れたい。

パン オ ルヴァンに混ぜ込んでもおいしい。スライスして、トーストして、バターかな。


ざっと考えただけでも、色々おいしいものが浮かんできます。


さて、今日はたくさんのいちじくを手に入れました。
どうしようか考えて、半量はコンポートにすることに決定。

コンポート。赤ワイン、お水と三温糖、その時によってレモンスライス又はシナモンの香りを足して煮る。
今日のいちじくは小ぶりでちょっと甘味も強め、香りがあるからスパイス類は足さずに優しい火で30分ほど。

そのままワイン汁に漬けたまま冷まして保存します。
この汁には素晴らしいいちじくの香りが移っているので、少し味を調整して凍らせればグラニテにもなるし、煮詰めればデザートソースにも使えるし、お料理のソースにニュアンスを加えるのにも使えたりします。


もう半量のいちじくは、週明けぐらいにタルトにする予定。

コンポートは、今日もお出ししてます。
バニラ風味のアイスクリームを添えて。

是非、お試しくださいませface02
その後に飲む珈琲も、いちじくの後味と抜群の相性です!

figues dautomne





同じカテゴリー(plat du jour)の記事画像
今日は何の日?
大ごちそう 
薔薇の花の匂いを嗅ぐのを忘れてはいけない
お正月 ああお正月 お正月
おにぎりとお茶
滋養強壮にっ!
同じカテゴリー(plat du jour)の記事
 今日は何の日? (2011-01-15 17:23)
 大ごちそう  (2011-01-12 17:15)
 薔薇の花の匂いを嗅ぐのを忘れてはいけない (2011-01-08 01:14)
 お正月 ああお正月 お正月 (2011-01-04 17:54)
 おにぎりとお茶 (2010-12-29 19:38)
 滋養強壮にっ! (2010-12-20 01:06)

Posted byレストランPEPINat17:54 Comments(0) plat du jour
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
figues d'automne
    コメント(0)