2010年10月06日
あの道の向こうに
Bonjour !
昨日は着付け教室のあとに、3人で静岡市美術館で開催されている〈ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ〉
に行ってきました。
印象派、特に後期の印象派(セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンあたり)が好きな私にとっては静岡でこれらの作品が観られるのはとても嬉しい。
前述したとおり、アナナ画伯はモネに影響されて今年のクリスマスプレゼントにもサンタさんにイーゼルをお願いするぐらいなので、ちょうどいいタイミングだな、と思い連れていくことにしました。
もう少しおりこうにしてくれるかと思ったのですが、親の期待を裏切ってぐにゃぐにゃモード。
学芸員の方が寄ってきて、
「ここでは静かにしてね。」
と言われてしまった。当たり前だ。
シンゴシェフは、わりと〈白か黒〉タイプなので、帰ろう、と言う。
いやいや、これで帰ったらもったいない、..もとい、子供がアートに触れる折角の機会を台無しにしてしまう。
というわけで、私がアナナを抱っこしてひとつひとつ絵の説明をささやきながら、時には逆に
「これは何の絵かな?」「何が描いてあるの?」
と聞きながらまわることにしました。
そうしたら、とっても楽しかったみたい。大好きなモネの絵も最後まで観てから再び戻って観たりしました。
アナナが好きだったのは、モネもそうですが、私が小学校の時の図工の教科書にも出ていたシャガールの《私と村》、《ヴィテブスクの冬の夜》など。幻想的な作品が好きなのかな。
ユトリロの作品は素晴らしかった。私が戻ってもう一度観たのは《シャップ通り》、これは私もビリオネアだったら欲しい。
あと、もし一人で行ってたらずっと観ていたかったのは、ゴーギャンの《ポン=タヴェンの木陰の母と子》です。
ブルターニュのパティスリーでスタージュをしていた時、ストライキで誰とも連絡を取れずに悩みと孤独感でいっぱいになりそうなある週末、労働者用の寮を抜け出して、一人で1泊の旅に出た行き先が、Pont=Avenでした。
ロリアンからやっと動いた列車にのってカンペルレまで行き、駅前のバス停から数時間のところにある、小さな村。
夕暮れの川辺には水車があり、こじんまりとした古いクレープリーからはあたたかくて甘い香りが漂っていました。そこのクレープリーでご主人が樽から陶器のカップに注いでくれたシードルの美味しかったこと!
味気ないわりに高いホテルに素泊まりして次の日の朝早く、シャペル・ド・トレマロめざして丘を登る。
霧のかかった緑の木立の向こうに白い馬が遊んでいる。
細い道をずっと登っていくと、まわりは小さな赤い実をつけたりんごの樹の林。
その先に見える石造りの小さな教会。
そしてその中には...(何があるでしょう?)


―ゴーギャンが数多く残したブルターニュの風景や村人の絵。
あの空気や緑の色合いはは私が110年後に見ても変わらなかったです。今もそうであって欲しい。
家に帰ってきて、昔画家をめざした母に美術館に行ってきたよ、と行ったら、恨めしそうに「ずるい。」と言われた。
大丈夫、11月28日までやってるから。
何度でもお供しますよ♪
アナナに
「今度はおりこうに出来るよね?」
ってきいたら、
「ママが抱っこしてたらね♪」
だって。
...16キロはかなり重いんですけどーっ
!!
昨日は着付け教室のあとに、3人で静岡市美術館で開催されている〈ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ〉
に行ってきました。
印象派、特に後期の印象派(セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンあたり)が好きな私にとっては静岡でこれらの作品が観られるのはとても嬉しい。
前述したとおり、アナナ画伯はモネに影響されて今年のクリスマスプレゼントにもサンタさんにイーゼルをお願いするぐらいなので、ちょうどいいタイミングだな、と思い連れていくことにしました。
もう少しおりこうにしてくれるかと思ったのですが、親の期待を裏切ってぐにゃぐにゃモード。
学芸員の方が寄ってきて、
「ここでは静かにしてね。」
と言われてしまった。当たり前だ。
シンゴシェフは、わりと〈白か黒〉タイプなので、帰ろう、と言う。
いやいや、これで帰ったら
というわけで、私がアナナを抱っこしてひとつひとつ絵の説明をささやきながら、時には逆に
「これは何の絵かな?」「何が描いてあるの?」
と聞きながらまわることにしました。
そうしたら、とっても楽しかったみたい。大好きなモネの絵も最後まで観てから再び戻って観たりしました。
アナナが好きだったのは、モネもそうですが、私が小学校の時の図工の教科書にも出ていたシャガールの《私と村》、《ヴィテブスクの冬の夜》など。幻想的な作品が好きなのかな。
ユトリロの作品は素晴らしかった。私が戻ってもう一度観たのは《シャップ通り》、これは私もビリオネアだったら欲しい。
あと、もし一人で行ってたらずっと観ていたかったのは、ゴーギャンの《ポン=タヴェンの木陰の母と子》です。
ブルターニュのパティスリーでスタージュをしていた時、ストライキで誰とも連絡を取れずに悩みと孤独感でいっぱいになりそうなある週末、労働者用の寮を抜け出して、一人で1泊の旅に出た行き先が、Pont=Avenでした。
ロリアンからやっと動いた列車にのってカンペルレまで行き、駅前のバス停から数時間のところにある、小さな村。
夕暮れの川辺には水車があり、こじんまりとした古いクレープリーからはあたたかくて甘い香りが漂っていました。そこのクレープリーでご主人が樽から陶器のカップに注いでくれたシードルの美味しかったこと!
味気ないわりに高いホテルに素泊まりして次の日の朝早く、シャペル・ド・トレマロめざして丘を登る。
霧のかかった緑の木立の向こうに白い馬が遊んでいる。
細い道をずっと登っていくと、まわりは小さな赤い実をつけたりんごの樹の林。
その先に見える石造りの小さな教会。
そしてその中には...(何があるでしょう?)
―ゴーギャンが数多く残したブルターニュの風景や村人の絵。
あの空気や緑の色合いはは私が110年後に見ても変わらなかったです。今もそうであって欲しい。
家に帰ってきて、昔画家をめざした母に美術館に行ってきたよ、と行ったら、恨めしそうに「ずるい。」と言われた。
大丈夫、11月28日までやってるから。
何度でもお供しますよ♪
アナナに
「今度はおりこうに出来るよね?」
ってきいたら、
「ママが抱っこしてたらね♪」
だって。
...16キロはかなり重いんですけどーっ

Posted byレストランPEPINat17:08
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