2010年10月19日

LA FOULE

Bonsoir !

EDITH PIAFの歌声が大好きです。

60歳までに、機会があったらシャンソンを習ってみたい。

越路吹雪のシャンソンもものすごく魅惑的で、ひそかにDVDを手に入れようとしているのですが、自分で歌えるようになりたいと思うのはやはり、フランス語のエディット・ピアフ調のシャンソン。

数ある名曲の中から1曲選ぶとすれば、LA FOULE
日本語の曲名は、『群集』。


ずっと前にニースの朝市に行った時、アンティークのお店の店頭に、2枚組の水彩画が可愛らしい額に入れられて無造作に置かれていた。
一目でその絵が気に入った私は、パイプをふかしているおじさんに、
「これ、いくらですか?」

おじさんが言った値段はけっこうな額で、モロッコを旅して金銭感覚がちょっと狂った私にはとうてい払えないような気がしたので、モロッコで値段交渉することに慣れっこになっていたこともあって、ちょっと値段を安くして貰えませんか、と頼んでみることにしました。

「じゃあ、いくらがいいんだい、言ってみな。」

と言われた私は、自分が払える額マイナスアルファの額を言いました。

「お話になんないよ、帰りな!」

とたんにおじさんは怒り出して、プイッ。

もう一周回って、もう一度そのお店の前に行ったら、おじさんは他のお客さんと商談成立して、その絵を紙で包んでいるところでした。
チラッと目が合って、多分、「ざまあみろ」的意味合いのアッカンべーまでされた...。

その絵は、日本だと鹿鳴館ぐらいの時代の服装の人々が、ダンスホールでダンスをしている絵で、少し茶色味がかった紙にあたたかい感じのタッチで描かれた素敵な絵でした。
抽象的なロートレックみたいな感じ。

今もその絵を思い出すと、惜しい気持ちでいっぱいになりますが、その時お金を持っていなかったんだから、しょうがない。
その絵を所有する運命になかったんだと思うしかないのです。


エディット・ピアフのLA FOULEもファランドールを踊る群集の歌です。
これを聴くたびに、あの絵が思い出されます。

et je crispe mes poings maudissant la foule qui me vole l'homme qu'elle m'avait donne et que je n'ai jamais retrouve~♪
歌詞では男性のことをいっているけれど、私にとってはあの絵のことのように感じます。


今日のシンゴシェフのちと早めのお誕生会の音楽は、エディット・ピアフ。
シャンソンは、悲しい歌もひとりで生きる女が気丈に明るく歌っている。だからあたたかい雰囲気を醸してくれます。

アナナも何度かこのCDを聴いているので、知らないうちにMILORD♪を歌ってる...末恐ろしいface16
ちゃんと、ケーキにロウソク点けたときには、大きな声でハッピーバースデイ♪を歌いましたよ。


ペパンでお誕生日にご予約をいただくと、シンゴシェフが歌を歌いながらデザートをお出しすることになっています。
ご予約の際には、お誕生日の方の下のお名前をあらかじめお伝えください。
そして、できればご同席のみなさんで一緒に歌ってお祝いしていただきたいです。

あたたかな雰囲気の、特別なバースデイを、是非ペパンでお過ごしください。
LA FOULE










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Posted byレストランPEPINat21:47 Comments(0) mardi
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