2010年09月13日

パイナップル画伯

bonjour !

以前、BSでやっていた、フラワーアーティストの仮屋崎(カリは古い字ですね)氏がモネの庭を訪れる番組をアナナと一緒に見てからというもの、彼女はお絵かきをするたびに

「モネは黒を使わない。」

「わたしはモネ。」

と、影響受けまくりの様子。

えんぴつでも、ボールペンでも、色鉛筆、クレヨン、絵の具でもなんでも使ってカリカリ、ぺたぺた絵を描きます。

水彩絵の具のときは床中に新聞紙を敷き詰めて、プリンのうつわにお水を入れて描きます。

(なぜか水彩画なのにゴッホのタッチの油彩画のように紙に絵の具が固まってボコボコした絵になりますが...)



昨日お店でパパの仕事が一段落するのを待っていたときも、

「絵を描く。」

とパパに紙とボールペンを所望し、なにやらパパの立ち姿を凝視しながらコリコリ描きだす。

「むしface02?」
「違う!face10(怒)」




できあがったのは、しましまシャツを着たパパ。


「うまいねぇ~face22、お店に貼っとこう。」

と、パパ。(←親バカ)

それで調子に乗って、

「今度はママ!」

と、コリコリ。









ちょっとコーンヘッズみたいなびっくり顔のママだけど、上手いじゃん。












その後、そのとなりにねずみ男みたいなパパとキジムナーみたいなアナナを描き足して..

できあがったら、うーん、芸術的...。

構図はマティスの《ダンス》と似てる。






「パパとアナナの口の横のは、しわ?」

と聞いたら、

「ちがうよぉ~(笑)」


と一蹴されたけど、これは私の芸術への理解度が足りないせいだろうか。

...うちの冷蔵庫に貼って眺めて考えてみます。  

Posted byレストランPEPINat 11:20 Comments(2) anana

2010年09月10日

絵本の時間

Bonjour!

自分が小さい頃に読んだ絵本って、細部まで心に焼きついている気がします。

自分の子供に何か絵本を買ってあげるとき、アラビアンナイトだったらやっぱりあの絵を見せてあげたいな、とか日本の昔話だったら和風のタッチで描かれたものがいいな、桃太郎の桃が流れてくるときの音は「どんぶらこ~どんぶらこ~」か「どんぶらこっこ~すっこっこ~」のどちらかがいいなぁ(意外とそれ以外の擬音のものも多い)とか、『ねないこだれだ』は怖いもの見たさで好きだろうな、とか、かなり自分が持っていた本の記憶が選択基準になっています。

●世界の童話 アラビアンナイトのお話 (小学館)

●ねないこだれだ せなけいこ (福音館書店)とそのシリーズ

●ゆびくん 五味太郎 (岩崎書店)

●はらぺこあおむし エリックカール (偕成社)

●ママお話きかせて 春 夏 秋 冬 (小学館)

●ABCどうぶつえん 太田大八 (福音館)

●いやいやえん 中川李枝子 (福音館)

などなど。

これらの絵本はベストセラーで今も何刷目かで売っていたものもあるし、状態のいい古本で購入したのもありますが、どうしても子供にこの絵で見せたいなと思ったものです。

あと昔たくさん売っていた小学館のピクシー絵本は自分でとっておいたものを見せています。

考えてみると小さい頃うちにはけっこういい本がたくさんあったなあと思うのですが、中学にあがる時親戚の子にみんなあげてしまったのです。
それはそれで本のリレーとして良いことだと思います。(でも正直とっとけば良かったな、と思うことも。)

あと欲しいのはいわさきちひろの人魚姫と、ことりのくるひ。『るなちゃんとたまごやき』とかも良かったなー。このあたりは今も手にはいるはず。

キリスト教の幼稚園だったので、毎月ペーパーバックのチャイルドブック(?)がきていて、それらは今考えるとものすごく有名な画家が絵を書いていたものばかり。

今でも記憶にあるのが、けちんぼうで孤独な魔法使いのおばあさんがある日うっかり居眠りをして、つえで机をこつんこつんやるたびにドーナツとかシュークリームが出て山のうえから転がりおちて、動物たちがお礼を言いにきておばあさんが自分の吝嗇をあらためるというお話。
この本の絵は、すごく良かった。自分のなかで、シュークリームの味を勝手に想像していたから、はじめてシュークリームを食べたとき、「これは違う!」と思ってしまったほどだ。

もうひとつは、たぶん柿本幸造の絵だと思うけれど、ぶたのお母さんが子供たちを連れてデパートに行くお話。静岡のデパートの屋上にはあまり遊具がなかったからそういうのに憧れたり、〈おこさまらんち〉に憧れたり、帰りにたわしを買ってくる、ということさえ羨ましく思えてしまうような絵本でした。

この2つのペーパーバックは、たぶん中古本サイトでもあまりみかけないから、手に入らないのだと思うけれど、いつかまた出会うことがあったら娘に見せたいなーと思います。

もしご存知の方がいらっしゃるようでしたら、是非是非ご連絡ください。

子供の感性を豊かにする絵本、実は大人が見てもウルウルしてしまうものが多いです。




  

Posted byレストランPEPINat 17:19 Comments(0) anana

2010年09月08日

前途有望

Bonjour!

今日は雨の中、アナナの3歳児健康診断に行ってきました。
走り回る彼女を追いかけてグッタリ...face19
でも何も問題なく安心しました。本人はあちこち色んな人に調べられたり、遊べないやら本も読み足りないやらで不満げでしたが。

アナナが2歳のころ、

「おおきくなったらふつうのむしになる。」

といっていたのが、やがて

「かぶとむしになる。」

と少し立派になり、最近では

「バスになる」
「くるまになる」

に混じって、たまーに

「パパとペパンでおりょうりをつくる。」

なんて発言もみられるようになってきました。

特に今はなんでもやりたがる時期らしくて、お風呂のお湯を出したり、洗濯をたたんだり、うちごはん用のフォカッチャに穴をあけたり、ほうきで庭をはいたり、色々上手じゃないけど頑張ってお手伝いしてくれます。

「今日はピタパンつくってみよう」
「ぴーたーぱん?」
「ピタパンは丸くて中がポケットみたいになってるパンだよ」
「つくる~」

やらせてみたら、もう粉だらけ。既成概念がないから、こうやってやるんだよと手本をみせても、さわりたい気持ちが強すぎて、のばして、ひっぱって、ちぎって、また丸めちゃう。
すごく楽しそうだから、まあ、いいや。

出来上がったら、ひとつもポケットになってるのが無かった。
でも自分で作ったからおいしかったみたい。ふだんパン食べないのにいっぱい食べてました。


..彼女は、きっといいアルチザン(=職人)になるでしょう..どんな分野であれ。  

Posted byレストランPEPINat 15:31 Comments(2) anana