2010年10月23日

林檎仕事

Bonsoir !

おかげさまで、先日考案したジェルブレとのコラボデザート、ご好評いただいておりますface02

ホットコンポートは、りんごの美味しさが存分に味わえるので、りんごが美味しくないと美味しくできませんicon35

そろそろ、送られてきたりんごの美味しさのピークが来た頃なので、加工しておくのもこのタイミングに、と急いでりんごのピュレコンポート作りに取り掛かる。
自家製のフィユテ・オ・ポム(林檎パイ)のフィリング用です。

自慢じゃないけれど、林檎剥くのはチョー早い。

ブルターニュのパティスリーでスタージュしていた時、ものすごく大量の林檎を林檎剥き機で剥け、と言われました。
かなりアナログな手動の手回し式の機械で、りんごの芯を棒に刺して刃の距離を合わせて、くるくるレバーを回すと皮が剥けるという仕組み。
刃がむき出しで怖いのと、りんごを取り付けるのがうまくいかなくて、レバーを回すとごろんと落ちてしまう。
途中であきらめて手で剥いてたら、

「機械の方が早いぞ。」

と言われたけれど、

「機会が苦手で...手のほうが早いから手で剥いてもいいですか?」

と言ってするするする~と剥いたらみんなビックリ!face08face08face08face08

しかもその方が皮も薄く剥けて無駄が無いし。
あまりりんごの皮を回しながら薄く剥く、ということをしないらしいです。

ニホンジンは、器用だからね。
器用だから、という理由で、レデュクションというちっちゃいガトーの表面にパッションフルーツの種を等間隔に並べるのもスタージュ生の仕事でした。
そんなの私にはケーキだけにa piece of cakeだけど、一緒にやってた人は難儀そうに指をぬらして、くっつけて、...のせられない。

フランス人のクリエイティヴィティーにはかなわない。
けど日本人の器用さは世界に誇れます!(...とその時は思った。)

さあ、スタージュ先でもショソンというパイ用に作っていたりんごのピュレのコンポート。

ブルターニュをイメージして作るレシピだけに、砂糖をキャラメリゼして、ちょっとバターを加えて、艶が出るまで煮詰めて...。
ドゥミセルのバターの代わりに、ゲランドの塩のアクセント。

こりゃーたまらんっ、という香りです。

まだ、香りはファクスで送れない (by ルカ・トゥリン)

もし、《ブルターニュ》という名の香りをボトルに詰めるとするならば、この香りだな、と思う。
香水として身にまといたいかは別として...。


りんご好きによる、りんご好きのためのりんごパイ、しばらくしたらお店でお楽しみいただけます♪
乞う、ご期待!
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Posted byレストランPEPINat17:50 Comments(2) labo
この記事へのコメント
おりんごおりんご、美味しそうです!!
アップルパイ、ダーイ好きですよ!

そして・・・皮むき機があれば絶対に!そっちにいく
私です!(笑)
Posted by じゃすみんじゃすみん at 2010年10月23日 22:07
> じゃすみんさま

皮むき機、けっこう怖かったですよ。最新の機械なら安全装置とかカバーとかが付いてると思うんですが、剥き出しの刃がぐるんぐるん回るから...
実は先端恐怖症&刃物系がちょっと怖いので...。
Posted by ペパン at 2010年10月24日 10:44
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    コメント(2)