2010年10月16日
タルトタタン会議
Bonjour !
今日、毎年私が首を長ーく長ーくして待っている荷物が届きました。

林檎、リンゴ、pommes, apples, りんご!
果物の中で何が一番好きか、と聞かれたら、迷わずためらわず、
「りんごです。」
と答えます。
ヨハンナ・パウンガー&トーマス・ポッペ共著の『自分の力で 月の癒しⅠ&Ⅱ』を読むと、人は体質によって2つのタイプに分けられるとあり、アルファタイプとオメガタイプそれぞれに合う食べ物があるそうです。
私はどちらだろう、と考えて、りんごと柑橘類のほうが、桃やさくらんぼより好きだし、辛いものや香辛料が好きで冷たい飲み物が苦手なので、多分アルファタイプかな、と。
しかし後の方を見て、珈琲はアルファに合わない、とあったので疑問も残るのですが...。
とにかくりんごは大好き。
りんごの木のオーナーになりたいくらいです。
生ではもちろんのこと、サラダに入れても、アップルパイ、コンポート、タルト、ケーキに焼き込んだり、とお菓子にしたものも、シードルも、カルヴァドスも
、何でも好きです。
お菓子にするりんごとして、とても理想的なりんごに出会ったのは数年前。
昔、祖母は新宿の家でたくさんの大学生の面倒をみていたことがあり、そのうちの一人の方が山形でりんご農家を始めた、ということで、うちにりんごを送ってくれたのです。
山形の、豊田りんご研究会、というところから。
品種は、紅玉。
それまでお菓子の材料用の紅玉であまり良い出会いがなかったのですが、これは、生で食べてもバランスの良い酸味と甘味。
食感も、味も、パーフェクト!
ただ、良いものは美味しいピークから下降していくのも早い!
半分は家で生食するとしても、お店用の半ケースほどもどんどん加工しないとすぐふかふかになってしまいます。
だいたいはじめはタルトにして、タルトタタンにして、コンポートにして、最後のほうはペーストにしてショソン・オ・ポムにして...という流れです。クランブルも美味しい。
今回は、シンゴシェフがタタンを作るというので、どう作ろうか、色んなルセットを並べて、りんごを食べながらタタン会議。
ペパンでは、デザートとして食後にお出しするので、お料理とのバランスも考えて、なるべくりんごの素直な甘味と香りを活かして作りたい。
パティシエとか、お菓子通の中では、タルトタタンって、わりと高い位置づけをされているような気が...(しないですか?)。
自分の中で今まで一番美味しかったのは、11月のパリ、すごく寒い日にカフェ・ドゥマゴで注文したタルト・タタン。
型から出された熱々のタタンにクリームが添えられて、それにカフェ・ノワール。
気分的なものが大きいと思うけれど、あれは最高だった。
けっこう甘いですけどね。
ウィーンのハイナーのアプフェルシュトゥルーデルも、美味しかった。
もちろん、ポワラ-ヌのビアンキュイなショソンも大好きです。
りんごを食べたあとの珈琲がおいしいって知ってますか?
ほんのり残る甘味と香りが珈琲と合うからかな、と勝手に解釈してますが。
来年のこの時期には、私が自分で色々作れるといいな。
今はうちのパイナップルガールがジャマするから没頭できないし。
なにはともあれ、美味しいりんごがある日々がしばらく続くと思うと、思わずルンルンしちゃいます。
来週中には、ペパンでも色々りんごデザートが登場すると思います。
乞う、ご期待!

今日、毎年私が首を長ーく長ーくして待っている荷物が届きました。
林檎、リンゴ、pommes, apples, りんご!

果物の中で何が一番好きか、と聞かれたら、迷わずためらわず、
「りんごです。」
と答えます。
ヨハンナ・パウンガー&トーマス・ポッペ共著の『自分の力で 月の癒しⅠ&Ⅱ』を読むと、人は体質によって2つのタイプに分けられるとあり、アルファタイプとオメガタイプそれぞれに合う食べ物があるそうです。
私はどちらだろう、と考えて、りんごと柑橘類のほうが、桃やさくらんぼより好きだし、辛いものや香辛料が好きで冷たい飲み物が苦手なので、多分アルファタイプかな、と。
しかし後の方を見て、珈琲はアルファに合わない、とあったので疑問も残るのですが...。
とにかくりんごは大好き。
りんごの木のオーナーになりたいくらいです。
生ではもちろんのこと、サラダに入れても、アップルパイ、コンポート、タルト、ケーキに焼き込んだり、とお菓子にしたものも、シードルも、カルヴァドスも

お菓子にするりんごとして、とても理想的なりんごに出会ったのは数年前。
昔、祖母は新宿の家でたくさんの大学生の面倒をみていたことがあり、そのうちの一人の方が山形でりんご農家を始めた、ということで、うちにりんごを送ってくれたのです。
山形の、豊田りんご研究会、というところから。
品種は、紅玉。
それまでお菓子の材料用の紅玉であまり良い出会いがなかったのですが、これは、生で食べてもバランスの良い酸味と甘味。
食感も、味も、パーフェクト!
ただ、良いものは美味しいピークから下降していくのも早い!
半分は家で生食するとしても、お店用の半ケースほどもどんどん加工しないとすぐふかふかになってしまいます。
だいたいはじめはタルトにして、タルトタタンにして、コンポートにして、最後のほうはペーストにしてショソン・オ・ポムにして...という流れです。クランブルも美味しい。
今回は、シンゴシェフがタタンを作るというので、どう作ろうか、色んなルセットを並べて、りんごを食べながらタタン会議。
ペパンでは、デザートとして食後にお出しするので、お料理とのバランスも考えて、なるべくりんごの素直な甘味と香りを活かして作りたい。
パティシエとか、お菓子通の中では、タルトタタンって、わりと高い位置づけをされているような気が...(しないですか?)。
自分の中で今まで一番美味しかったのは、11月のパリ、すごく寒い日にカフェ・ドゥマゴで注文したタルト・タタン。
型から出された熱々のタタンにクリームが添えられて、それにカフェ・ノワール。
気分的なものが大きいと思うけれど、あれは最高だった。
けっこう甘いですけどね。
ウィーンのハイナーのアプフェルシュトゥルーデルも、美味しかった。
もちろん、ポワラ-ヌのビアンキュイなショソンも大好きです。
りんごを食べたあとの珈琲がおいしいって知ってますか?
ほんのり残る甘味と香りが珈琲と合うからかな、と勝手に解釈してますが。
来年のこの時期には、私が自分で色々作れるといいな。
今はうちのパイナップルガールがジャマするから没頭できないし。
なにはともあれ、美味しいりんごがある日々がしばらく続くと思うと、思わずルンルンしちゃいます。
来週中には、ペパンでも色々りんごデザートが登場すると思います。
乞う、ご期待!
Posted byレストランPEPINat17:40
Comments(2)
pepinについて
この記事へのコメント
好きです。タルトタタン
昔アンボワーズの語学学校に行った時に課外授業でワイワイいいながら作って楽しかった。タルトタタンときくとりんごの焦げた匂いと一緒に楽しかったいろんな想いがちょっと酸っぱい香りとともに甦ってくるんですよね。
数年前までは晩秋になると渋谷BUNKAMURAのドゥマゴにタタン、タタンと歌いながらタタンを求めて食べにいってました。一緒にグラスシャンパンを頼むとギャルソンがヴーヴクリコを持ってきて目の前であけて、なみなみと注いでくれる。それが嬉しくて毎回その組み合わせでした。ペパンさんとタタンってとっても似合っているカンジがします。あー食べたい。
タタン♪タタン♬
昔アンボワーズの語学学校に行った時に課外授業でワイワイいいながら作って楽しかった。タルトタタンときくとりんごの焦げた匂いと一緒に楽しかったいろんな想いがちょっと酸っぱい香りとともに甦ってくるんですよね。
数年前までは晩秋になると渋谷BUNKAMURAのドゥマゴにタタン、タタンと歌いながらタタンを求めて食べにいってました。一緒にグラスシャンパンを頼むとギャルソンがヴーヴクリコを持ってきて目の前であけて、なみなみと注いでくれる。それが嬉しくて毎回その組み合わせでした。ペパンさんとタタンってとっても似合っているカンジがします。あー食べたい。
タタン♪タタン♬
Posted by タタンタタン at 2010年10月16日 21:22
> タタンタタンさま
グラスシャンパンとの組み合わせもいいですね~、贅沢☆☆☆!
なぜかパリに行くと必ずドゥマゴ行っちゃいます。
ヴィエノワズリにたっぷりカフェノワールのセットも朝の至福のひとときをもたらしてくれます。
うう...行きたい。
グラスシャンパンとの組み合わせもいいですね~、贅沢☆☆☆!
なぜかパリに行くと必ずドゥマゴ行っちゃいます。
ヴィエノワズリにたっぷりカフェノワールのセットも朝の至福のひとときをもたらしてくれます。
うう...行きたい。
Posted by レストランPEPIN
at 2010年10月16日 22:35
