2010年10月13日
カスタノスペルマムの行方
Bonjour !
10月半ばだというのに今日は半袖でもちょっと暑いぐらいですね...
。
それでも日なたの光の色は、ぽってりと秋の気配。
木々の緑の色もなんとなく茶色味を帯びてきたような感じです。
この時期になると思い出すのが、2002年の慌しい秋のこと。
ちょうど8年前の今頃はPEPINオープンに向けて毎日お店の内装作りに、業者さん探しに、雑貨や資材集めに奔走中でした。
資金が無かったから、壊し作業から、ペンキ塗り、タイル貼り、木部製作まで何でもやった。
一番大変だったのが、正面開き窓のペンキ剥離作業。
無垢材にまず白が、その上にエンジのペンキが厚く塗られていて、それをとるのに何日もかかりました。
剥離剤を何本も使って、毎日具合が悪くなりそうだった。(これには本当に泣きが入った
)
そしてやっとお店がオープンできるようになったのが、12月。
家族や親戚、知り合いや業者さんからたくさんのお花や植木をいただきました。
あのときは嬉しかったなー。
その中のひとつ、大きな緑色の豆の間からピョコッと芽が出たかわいい植物。
たしか説明書きには、『ジャックの豆』とかいてあった。
他の花は持っていっていただいたり、枯れたりしても、パキラとこの豆の木はすくすくと育ち続ける。
小さい鉢ではバランスが取れなくなり、この豆の木は花壇に植えられることになりました。
そして、半ば放って置かれたまま時は過ぎ...。
気がついたらなんと15メートル程になってました!
しかも、幹が3本、3本ともそのくらいの高さになっていた。太さは太いところで直径8センチくらいかな。
うちのお店の上はマンションなので、茂った葉が迷惑にならない様、この間とうとう2本切ることに決めました。
お店にあった100円ノコギリなので、シンゴ〈大工の息子〉シェフがギコギコ切ってもなかなか切れない。
高さが高さなので、倒れて車にぶつかっては大変、と私が上の方を支える。
アナナは私が睨みを聞かせて遠くから見学させる(危ないので)。
やーっと切れて、うん、視界良好。
葉っぱはちぎって袋に入れて、捨てる。
後は残った幹...。
シンゴシェフが暇な時に少しずつ切って捨てるよ、と言いながらデッキの上に放って置いたら...
今朝、シンゴシェフがお店に行ったら、無くなっていたそう。
2本の太い枝、けっこう重いと思うのですが...
ノルディックみたいにして持って行ったのか。
洗濯を干すのには短すぎるし、竹馬もやりにくそうだし、食材には見えないし...。
枝が自分で、
「こんな放っとかれたあげくに切って捨てられるなんてっ、やってらんないわよ!」
と歩いて行ってしまったわけでもないだろうし。
...謎です。
ところでこの木、本当は『ジャックの豆の木』ではなく、英名オーストラリアンチェスナットまたはブラックビーン、学名〈カスタノスペルマム〉という植物だそうです。
本当の、というかいわゆる『ジャックの豆の木』は酒悦の福神漬けにも入っているナタマメ、あれがそうらしいです。
あれだけ拾って食べてしまう。(子供の前じゃさすがにしないけど)
そうだよね、どの絵本でも豆の木にはつるがあるけど、うちで育ったこの木には無いし...。
広い土地にこれをたくさん植えたらすぐに森になりそうでコワイ。
外来種の植物をうかつに育てると生態系とかにも影響するんだろうな。
静岡でドラゴンフルーツとか、パイナップルとかすくすく育つような気候にもうなっちゃってるのかも知れないけれど。
でも、みかんが取れなくなるのはさみしいです。
小さな頃から普通にみかんがある暮らしをしてきましたから。
自然を尊重して大事にしていきたいです。

10月半ばだというのに今日は半袖でもちょっと暑いぐらいですね...

それでも日なたの光の色は、ぽってりと秋の気配。
木々の緑の色もなんとなく茶色味を帯びてきたような感じです。
この時期になると思い出すのが、2002年の慌しい秋のこと。
ちょうど8年前の今頃はPEPINオープンに向けて毎日お店の内装作りに、業者さん探しに、雑貨や資材集めに奔走中でした。
資金が無かったから、壊し作業から、ペンキ塗り、タイル貼り、木部製作まで何でもやった。
一番大変だったのが、正面開き窓のペンキ剥離作業。
無垢材にまず白が、その上にエンジのペンキが厚く塗られていて、それをとるのに何日もかかりました。
剥離剤を何本も使って、毎日具合が悪くなりそうだった。(これには本当に泣きが入った

そしてやっとお店がオープンできるようになったのが、12月。
家族や親戚、知り合いや業者さんからたくさんのお花や植木をいただきました。
あのときは嬉しかったなー。
その中のひとつ、大きな緑色の豆の間からピョコッと芽が出たかわいい植物。

たしか説明書きには、『ジャックの豆』とかいてあった。
他の花は持っていっていただいたり、枯れたりしても、パキラとこの豆の木はすくすくと育ち続ける。
小さい鉢ではバランスが取れなくなり、この豆の木は花壇に植えられることになりました。
そして、半ば放って置かれたまま時は過ぎ...。
気がついたらなんと15メートル程になってました!

しかも、幹が3本、3本ともそのくらいの高さになっていた。太さは太いところで直径8センチくらいかな。
うちのお店の上はマンションなので、茂った葉が迷惑にならない様、この間とうとう2本切ることに決めました。
お店にあった100円ノコギリなので、シンゴ〈大工の息子〉シェフがギコギコ切ってもなかなか切れない。
高さが高さなので、倒れて車にぶつかっては大変、と私が上の方を支える。
アナナは私が睨みを聞かせて遠くから見学させる(危ないので)。
やーっと切れて、うん、視界良好。
葉っぱはちぎって袋に入れて、捨てる。
後は残った幹...。
シンゴシェフが暇な時に少しずつ切って捨てるよ、と言いながらデッキの上に放って置いたら...
今朝、シンゴシェフがお店に行ったら、無くなっていたそう。
2本の太い枝、けっこう重いと思うのですが...
ノルディックみたいにして持って行ったのか。
洗濯を干すのには短すぎるし、竹馬もやりにくそうだし、食材には見えないし...。
枝が自分で、
「こんな放っとかれたあげくに切って捨てられるなんてっ、やってらんないわよ!」
と歩いて行ってしまったわけでもないだろうし。
...謎です。
ところでこの木、本当は『ジャックの豆の木』ではなく、英名オーストラリアンチェスナットまたはブラックビーン、学名〈カスタノスペルマム〉という植物だそうです。
本当の、というかいわゆる『ジャックの豆の木』は酒悦の福神漬けにも入っているナタマメ、あれがそうらしいです。
あれだけ拾って食べてしまう。(子供の前じゃさすがにしないけど)
そうだよね、どの絵本でも豆の木にはつるがあるけど、うちで育ったこの木には無いし...。
広い土地にこれをたくさん植えたらすぐに森になりそうでコワイ。
外来種の植物をうかつに育てると生態系とかにも影響するんだろうな。
静岡でドラゴンフルーツとか、パイナップルとかすくすく育つような気候にもうなっちゃってるのかも知れないけれど。
でも、みかんが取れなくなるのはさみしいです。
小さな頃から普通にみかんがある暮らしをしてきましたから。
自然を尊重して大事にしていきたいです。

Posted byレストランPEPINat16:04
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